
はい、皆さんこんにちは。
今回は12月に発売したカイロさんの新作「開店コンビニ日記」をプレイして感じた良いところと不満なところを5つずつ書いていきたいと思います。

今作は皆さんご存知、コンビニ経営がテーマという事でいつも以上に身近で想像しやすい感じになっていますね。 是非皆さんも普段利用しているあのコンビニをイメージしながらお店のレイアウトを考えてみてはいかがでしょうか。
では早速いってみましょう
面白いと感じたポイント3点
いつも以上に経営シミュ要素は強め
最初に言っておきますが今作、いつものカイロさんに比べると経営シミュ色が強いです。
お店の陳列棚、コピー機やゴミ箱などの設備などのレイアウトはもちろん、そこに陳列する商品、その商品の入荷数、店員の時間帯毎のシフト、広告展開の仕方などなどコンビニ運営のポイントをゲームに落とし込んで複雑になり過ぎないように再現しています。
需要に応じた商品の入れ換えや人の混みいる時間に合わせてシフトを組んだり廃棄がたくさん出たから次の日は入荷を抑えたりと結構気にするべきところが多いので細かい操作の多い経営シミュが好きなかたにはおすすめです
棚に陳列する商品も細かく決められる 相性ボーナスもあり

陳列棚には6種類から10種類ほどの商品を好きに陳列することができます。
棚は種別毎に常温・冷蔵・冷凍・本棚といった具合に別れており、それぞれ置ける商品が異なります。 さらに置く商品の並びによっては「相性ボーナス」が発生することもあり、同じ商品を並べるにしても並べ方を変えるだけで能力が大きく変化することもあります。

そういった相性ボーナスを探しつつ自分の好きなように商品を配置していけるのがこの作品の面白いところです。
置ける商品の種類が豊富
陳列できる商品は続々増えていき最終的にはかなりの種類の商品を置けるようになります。
最初は置ける商品はあまり多くはありませんがお客さんの来店などで貯まるポイントを使うことで置ける商品をどんどん増やすことができます。 開拓要素としても楽しめるポイントです。

店員が勝手にレベルアップしていきどんどん快適に
従業員には一定のタイミングで経験値が入り、勝手にレベルアップしていくので放っておいてもどんどん営業が楽になっていきます。
後々自分で訓練して更なる強化を行うこともできますがものぐさな方でもストレスなく従業員の成長を楽しむことができます。 もちろん従業員が成長すれば営業が楽になりますので年々快適に進められるようになります。
コンテスト、出店地域拡大などチャレンジ要素もあり
今作には棚の魅力を競う「コンテスト」や特色や難易度の異なる別地域への出店要素などのやり込み型チャレンジ要素が用意されており、目標・課題を突破するのが好きな方には向いていると思います。
コンテストは「おにぎり棚」「日用品棚」といったジャンルごとに分類されており、その棚に陳列している指定のジャンルの商品の魅力を競い、突破できれば賞金やポイント、などを獲得できます。
他地域への出店はその地域での目標収益などの条件をクリアすることができれば次の地域に出店できるようになり、より高難易度の経営に挑むことができるようになるチャレンジ要素です。 お店のレイアウトはリセットされますが、商品の解放状況や所持金などは引き継がれますので以前よりは優位な状況で経営を始めることができるはずです。
いずれもとりあえず経営以外の目先の目標となりますのでモチベの継続に一役買います。 ただただ経営するだけが苦手な自分のような人間にはありがたいですね。


というわけでここまで本作をプレイして楽しいと感じたポイントを紹介させていただきました。
・・・それではここからは逆にちょっと気になった、不満に感じたポイントを紹介視させていただきます。
人によってはちょっと我慢ならないところもあるかもしれませんのでこれまで以上に気にしてみてみてください。
不満に感じたポイント5点
特に序盤はやれることが限られ退屈な時間が多い
特にゲーム序盤の話なのですがポイントやお金がなかなか貯まらず、操作できるところが少なく放置する時間が長くなりがちになります。 人によってはかなり退屈に感じるかも。
お金やポイントが貯まりにくいうえ、それが無いとできることが非常に限られます。 なので必然的にそれらの振り込み待ち時間が発生するのですが序盤は特に眺めてるだけの時間が長く感じました。 序盤からバンバン好き勝手建設してストレスなく進めたい、という方には不向きかもしれません。
ポイントの必要 量に対し入手量が少な過ぎ快適に進められない
ゲーム序盤では置ける設備や陳列できる商品の種類も少なく、それを増やすために必要なお金もポイントもかなり貯まりにくいです。 特にお客さんが満足することによって得られるポイントは、設備がショボい序盤では特に貯まり辛く、上でも書きましたがポイント振り込み用にしばらく放置する必要があったりと中々思うように進められません。
少ないポイントをどこにつぎ込むか、そういった経営シミュ的な楽しさと思えないことも無いですがお手軽さが売りのカイロさんのゲームと考えるともう少し甘めでサクサクやれるようにしてもいいかなと思います。

棚の商品陳列制限が邪魔
本作の陳列にはちょっとした制限があり、「同じ商品を同じ棚の別の位置や別の棚に置くことができません」 ”あんぱん”を1個置いたらもう他の場所には同じアンパンを出すことはできない、という訳ですね。
この仕様のせいで陳列できる商品が非常に少ない序盤では「棚はたくさん空きがあるのに陳列する商品が全然足りずスッカスカの店になる」という現象が発生します。 ゲーム的なバランスを考慮しての仕様なんだと思いますが正直この仕様は無くても良かったかな、と思いますね。

他地域への出店が1年に1回の特定タイミングでしか行えない

良いところ、でも書いた「他地域への出店要素」ですがこれにもちょっと制限があり、年末、1年に1回の特定タイミングでしか出店地域の変更ができません。
過去作の「ハンバーガー堂」のようにボタン一つでいつでも切り替え、というようにはいかず、お店の様子も確認できません。 一応お店を切り替えた後、以前のお店から上納金は上がってきますが切り替えには年末を待たねばならないので同時経営的なものを期待している方はちょっと考えましょう。
お客さんのモーションパターンが少なく、絵面が地味
最後に題材的に仕方ないところもあるかと思いますが「キャラクターのモーション、グラフィックが地味で見た目の楽しさは過去作に比べると薄い」です。
コンビニ経営なので従業員もお客さんも「売る」「買う」くらいの行動しかなく、設備や棚、服装などの見た目も普通。 お客さんから大型アトラクションまで圧倒的な書き込みと賑やかさで見ているだけで楽しめた「ゆうえんち夢物語」に比べてしまうとあまりに地味に感じてしまいます。 ・・・まぁ「ゆうえんち」が異常な出来だったのもありますがw
とはいえ面白い服装やあっと驚く設備など、ゲームならではの現実離れした楽しい要素を入れてくれたらなお良かったと思いますので次回作があればぜひ「そんなバカなw」と笑えるような一味違うアイデアを入れてほしいですね。
「開店コンビニ日記」まとめ
はい、というわけで今回は「開店コンビニ日記」をプレイして感じた点について紹介させていただきました。
やり進んでいけばやれることも増えていき楽しいところもあるのですが序盤でやれることが少なかったり、ちょっとゲームバランスが悪かったり絵面が地味だったりと気になるポイントも多く、過去作と比べても「カイロさんの新作、凄く面白いよ、絶対買おう!」とはちょっと言えない作品であると感じました。 良くも悪くも「人を選ぶ作品」といった感じですね。
ただしある程度ゲームが進み、他地域に出店できるレベルになってくるとお客さんの需要に合わせた商品の入れ替えや宣伝の出し方、在庫管理や陳列品の相性など工夫できる点が多く出てきて一気に楽しくなってくる、味が出るまでちょっと長めに噛む必要のあるスルメゲーとなっていますのでカイロさんが好きな方なら一度は手に取って遊んで欲しい作品になっていると思います。
という訳で気になった方は是非下の公式ページでもう少し詳しく作品をチェックして、自分に合いそうだと思ったらダウンロードして遊んでみてください。 ではまた(/・ω・)/
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