
今回はカイロソフトさんの新作ゲーム「創作ハンバーガー堂」をエンディングの11年目までプレイして個人的に気になった問題点・改善してほしい点を10点挙げていきます。
先に言いますが、本作はカイロソフトさんの中でもかなり面白いゲームでした。 先程エンディングまでクリアしましたが、やりこみ要素はまだ全然で、未だ14年目までプレイしています。
そんな気に入ったゲームではありますが、気になった点があったのも事実でした。
ただ今回あげる点は難易度や、やり応えなどに影響するような要素もあるので、一概に問題点とは言えないようなところもあります。 あくまで手軽なゲームプレイが好きな私個人の意見として参考にしていただければ、と思います。

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カイロソフトさんの新作、創作ハンバーガー堂について
商品情報
タイトル名 | 創作ハンバーガー堂 |
発売日 | 2021年1/28 |
対応機種 | iOS・android |
価格 | 730円 |
ゲームの簡単な感想
ひとまずエンディング(11年目)までクリアしましたが本作はカイロソフトさんのゲームの中でもかなり楽しめた作品でした。
「グルメ食堂」のような多店舗出店シミュレーションで、同時にいくつもの店舗を運営する楽しさに加え、肝であるハンバーガー制作も、食材同士の相性や、旨味、酸味などのステータスも多彩で、色々考えて作るところが多く、とても楽しくプレイできました。
ただバーガー制作の中には制限されるような点もあり、ポイントの取得バランスなども個人的にはもう少しライトにしてもいいかな、と思うところもあったので、気になった点を10点にまとめてみました。



【創作ハンバーガー堂】プレイで気になった10のポイント
従業員の雇用方式が若干不便
本作の従業員募集は店の外の看板をタップして実行するのですが、ゲーム内で貯まるハートポイントを使って募集することで希望者が現れ、その人をタップすることで雇用するかどうか選択できるのですが、その人が気に入らず、もう一度募集をかける際にはもういちど同じ量のハートポイントが必要になります。
また、同時に一人しか希望者が現れないので、複数人まとめて雇用したい後半は若干不便に感じますね。 他の作品のように一度の募集で何人かの希望者が現れ、その中から採用者を選ぶ方式で良かったかな、と思います。(ハートは雇用時に消費で)



タペストリー広告の入れ替えが面倒【アプデで改善済み】
お店の外にタペストリー状の広告を掲げることが出来るのですが、手動で設定する必要があり、店舗が増えてくると、いちいち設定するのが面倒に感じます。
本作はバーガーなどのレシピを作っても、恒常的にメニューにのせられる定番メニュー化するにはかなりの量のバーガーポイントが必要になり、中盤まではほとんどのメニューが1年か3年で販売終了になります。
で、広告掲載していたメニューが販売中止になると、広告もなにも掲載されていない状態になるのでいちいち設定していくのが面倒に感じました。 販売が終了したら確認画面に移動する、とかひとつの画面で全店一斉に管理できたりすれば良かったかな、と思います。
ただ、店舗の少ない序盤や、メニューを定番化できるようになってくる後半は気にならなくなってくる点ですし、広告は別に必須の要素ではないので気にならない人は気にならない点と言えるかもしれません。
追記
アップデートでタペストリー広告をお店ごとに一括で変更できるようになりました。 またゲームが進むと研究で全店一括で変更できるようになります。 それでもう全く不便さは感じませんね。


序盤はお客さんの発見などに使うハートポイントがたまりにくい
本作にはゲーム内で貯まっていくポイントは2種類あり、そのうちの一つで、お店に来るお客さんを増やす時などに使用するハートポイントが、序盤は結構貯まりにくいです。
ポイントは来店したお客さんがくれたり、ミッションをクリアすることで貯まっていきますが、序盤は新しいお客さんが次々現れるので供給量に対して必要になる量が少し多いように感じました。
また、そのエリアの通常のお客さんを全て解放すると、金色で表示された特別なお客さんが登場するのですが、このお客さんを解放するために必要なハートポイントが通常の5倍ほどと非常に高く設定されています。後半のエリアはやり込み用としても、序盤の方のエリアはもう少し安く設定しても良かったと思います。



後半はバーガー制作などに使うバーガーポイントがたまりにくい
ゲーム内で使用するもう一つのポイントが、主にハンバーガーの食材集めや、レシピの製作に使用する「バーガーポイント」です。 これもゲームの進行と共に貯まっていきます。
このバーガーポイントは主にハンバーガーやサイドメニューなどを制作するための食材調達に使用します。 本作はレシピ製作に使用する食材がストック式で使える数に制限があります。
このゲームは一度入手した食材が無限に使えるわけではなく、在庫が切れたらパティ(ハンバーガーの肉)すら使えなくなるので、定期的に食材調達に行くことになるのですが、行くたびにポイントを消費し、しかも入手できる食材も、ジャンルごとにランダム入手なので、欲しい食材が出るまでお使いに出す必要があり、ポイント消費もかさんだりします。
さらにレシピ製作で作ったバーガーは通常1年間しかメニューに載せられませんが、バーガーポイントを使って3年掲載、さらに定番メニュー化して消えないようにすることもできます。
ただし、それぞれかなりの量のバーガーポイントを消費するので序盤はかなり難しく、比較的ポイントの貯まりやすい後半も1、2個定番化するとすぐ枯渇します。 食材の入手も合わせると後半も慢性的に不足がちになりますので、ポイントの入手量をもう少し高くするか、一度解放した食材はいくらでも使える仕様にして、バーガーポイントの消費するところを少なくしても良かったかなと思います。

食材を増やすための商店街への支援が高額でやりにくい
食材調達で入手できる食材はマップ画面で町の商店街に融資を行い、友好度を高めることで出現する種類が増えていきます。 また仕入れる品物の品質が上がったり、仕入れ原価が下がったりと基本的にはいいことづくめです。
なのでどんどん上げていきたいのですが、一回の融資で2~4くらいしか上がらず(最大100)回数を重ねるごとに金額が増えていく方式なので序盤はある程度以上は非常に上げにくいです。 最初の10くらいまではともかく、30、40くらいまで上げると高額の店舗を一つ建てられるくらいの金額を要求されるので、そこまであげるのは個人的に優先度は低いと思います。 友好度とは一体・・・うごご(-_-)


建てた店舗のグレードアップが面倒(建て替えが必要)【アプデで改善済み】
本作の店舗は出店する際に「大・中・小」の3種類の中から選択して建てることができます。
もちろん大きい方がメニューの掲載数が多かったり、レジや受け渡し口が多かったり、出前やドライブスルーに対応出来たり(小では不可)いいことづくめですが、当然出店費用が非常に高くなるので、ゲーム序盤は小店舗を展開させていくのが基本の流れになります。 恐らくほとんどのプレイヤーの方がそうすると思います。
それで、ゲームが進み店舗が増え、資金に余裕が出てくると、最初の方に建てた小店舗を大店舗に改装してくなる瞬間が訪れます。
ただ、本作には店舗を「グレードアップ」する機能はなく、一度撤退させてから同じ箇所に新規で建てる、というやり方でしか店舗のサイズ変更ができません。
一応配備していた店員は全員控室に移されますが、店内に配置していた設備はまた配置しなおす必要があり、潰した店舗分の金額のバックもありません。 普通に店舗のグレードアップ機能は欲しかったですね。 シリーズおなじみのクマ建設の旦那はいずこへ・・・
追記
アップデートで店舗撤退時のメニューに「グレードアップ」が追加され、店舗を潰さずに建て替えることが可能になりました(*‘∀‘) これで中盤に「とりあえず小型で出店し後で増築」というやり方がやりやすくなりましたね。 今までは後で建て替えるのが面倒で小型で出店するのが嫌だったので、個人的にはかなり嬉しい変更です。
小規模店舗(上)では捌けるお客さんもかなり限られますが大規模店舗(下)なら後半の怒濤のお客さんの入りにも十分対応できます。 自分のお店にお客さんがごった返す様子は見ていてとても楽しいです(*´ー`*)

お店のレイアウト(解放要素)の解放条件が説明なし
メニュー画面にお店の「レイアウト」という項目があり、通常の物よりも良い効果を発揮する、内装に変更できる機能があります。見た目も変わるので気分を変えてプレイするのにもいいですね。
ただ10個中8つがロックされており「ゲームが進んだら解放されるよ」とだけ記載され、詳しい条件が分かりません。
それで「そのうち解放されるだろう」とエンディングまでプレイしましたが、一個も解放されませんでした(-_-) 個人的には年末のランキングで一位を取ったり、それなりのプレイをしたつもりだったので、それで1つも解放されないのはちょっと条件が厳しすぎるかな、と思います。 具体的な条件が分からないのも解放に向かうやる気を削いできます。
せっかく気合を入れたレイアウトを10個近くも用意したのなら、普通にエンディングまでプレイしてても5つくらい解放されてもいいと思いますね。 解放されなさ過ぎてクリアまで存在を忘れていたくらいです。
追記
解放条件は「【旅行】によって押されるスタンプが一定数貯まる」でした。 旅行は従業員の能力が上がったり、食材が手に入ったりしますが、年2回しか行けないうえ序盤ではかなり高額なので全く行ってなかったんですよね・・・
そのせいでクリア時点で全く解放されてませんでした( ;∀;)
レイアウトを解放したい方は、資金に余裕があれば旅行に適度に行かせましょう。

バーガー用の食材が消費制
上のバーガーポイントのところでも書きましたが、ハンバーガーなどのメニュー製作に使う食材が、ノーマルバンズを除いて全て在庫に限りがあり、無制限に使うことはできません。
食材は市場に仕入れに行くことで入手できるのですが「総合」「精肉」「青果」の3種の中から一つを選び、そのジャンルの中でランダムに入手、という方式のため、狙った食材を全然入手できない、という事が良く発生します。
仕入れに行くのにもポイントが必要になるため、欲しい食材が手に入らず何度も仕入れに行き、ポイントが枯渇すると結構ストレスです。 一度発見した食材は無制限仕様でよかったかなと思います。
ただし制限したことで、手持ちのポイントで手に入った限定的な食材でバーガーを作る、チャレンジ的なゲーム性も生まれるので、人による好みもあるのかな、とも思います。

「呼び込み」が手動式で、店舗が増えてくると面倒
各店舗の店長は「呼び込み」を行うことでお店への集客を増やすことができます。 実際使うと、店先で店長が呼び込みを行い、目に見えて店内へ入るお客さんが増えたりしましたので、結構効果のあるコマンドだと思います。
ただ、この呼び込み、店内の店長の上に表示されるメガホンのマークをタップする必要があり、序盤はともかく、店舗が多くなる後半では全店舗回ってタップするのは非常に面倒です。
全店舗一斉で行えるボタンか、オートで発動してくれる設定のどちらかが欲しかったですね。 ただ、これも上のタペストリーと同じく広告なので、やる必要はなく、そこまでの問題ではありませんが。
置ける設備が定番のものばかりでユニークさに欠ける
店内には「カウンター」や「テーブル」などの客席や「観葉植物」や「電灯」などのインテリア、あとは「テレビ」や「Wi-fi機器」なんてものもあり、店内を好みの内装にすることができますが、いわゆる定番の設備しかなく、「ゲームならでは」のユニークな設備が少ないです。
これは好みもあると思いますが、個人的にはあり得ないくらいぶっ飛んだ発想の設備などがあっても良かったかな、と思います。 カイロさんっぽく、「恐竜のモニュメント」とか、「UFOが来るドライブスルー」とか、そういう感じの面白設備があればさらに良かったかな、と個人的には思います。


【まとめ】手軽さとやり応えの両立って難しいよね(*´ω`)
という訳で今回はカイロソフトさんの新作ゲーム「創作ハンバーガー堂」をエンディングまでクリアして、個人的に気になった問題点を10点、挙げていきました。
まとめると
- 店員さんの雇用形式が一人ずつで面倒
- タペストリー広告の設定が面倒
- ゲーム内ポイントがやりたいことに比べ不足しがち
- 商店街の友好度上げにかかる金額が高額
- 店内レイアウトの解放要素のバランスの悪さ
- 食材の在庫消費制
- 便利な広告「呼び込み」が手動式
- 設置できる設備がありきたりでユニークさに欠ける
以上のような感じですね。
どれをとっても致命的な問題点とは言えず、人によっては「ゲームとしてそういう制限は必要」とか「そんなにボコボコポイント手に入ったら簡単すぎてつまらないだろ」とか言われるかもしれませんが、私はカイロさんのゲームは何より「お手軽にプレイできる」という事に魅力を感じている人間なので、今回、こういったところを気になった点として挙げさせていただきました。
ただ、このゲームはそんな問題点など問題にならないほどの楽しさを持ったゲームであります。 それは間違いないです。 飽きっぽい私がエンディングまでプレイし、その後もやりこみ要素攻略のため、今もプレイ継続中なくらいですから(*’▽’)b
今回は以上です。読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>

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