【サンライズの問題児】クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 ロボットアニメ感想

スポンサーリンク
アニメ

アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」の感想記事です。

本記事には作品のネタバレを含みますのでそれでもOkという方のみ先にお進みください。

ネタバレほぼ無しで作品序盤紹介をしている記事もありますので

未視聴の方はこちらもよろしければ見てみてください

【見ようか迷ってる人向け】サンライズ屈指の問題作!? 「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞」【オススメアニメ紹介】

・SUNRISE クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 紹介ページより

見始めの感想

作品の簡単な感想ですが

魔法のような力が存在する世界観、

敵は異界から現れるドラゴン、

さらに女主人公のロボットアニメという

結構珍しい組み合わせのアニメだと思います。

 加えて、ノーマは女性しか

発現しないという設定のおかげで

主人公の周りのほぼ全員が女性だったり、

 主人公である元皇女様が

傭兵集団のような部隊に放り込まれ

生き残るため、さらには金を稼ぐために戦う等、

他のロボットアニメではまず見ない特殊な

設定、展開が序盤から目を引きます。

 そういった目新しい設定や、

序盤から容赦なく死んでゆくモブキャラ達、

皇女であるアンジュリーゼが身分も名前も奪われ

どん底に落とされる衝撃展開など

いわゆる「掴み」としては非常にうまいなと思います。

人間たちは、「マナ」と呼ばれる画期的な情報伝達・物質操作能力を遺伝子操作で生まれつき持ち合わせるようになった。その結果、戦争や環境問題、食料不足などの諸問題は解決し、しばらく世界に安寧の日々が訪れた。

一方で、突然変異により時折現れるマナをあつかえない者たちは「ノーマ」という蔑称で反社会的で野蛮な人物として虐げられ、「ノーマ管理法」と呼ばれる法律に基づき、社会から隔離されるという非人道的な扱いを他の人間からを受けるようになっていった。

大国「ミスルギ皇国」の第一皇女で、民衆から絶大な支持を受けていたアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた、幼き頃からしばらくノーマ根絶を理想とする思想に染まった人間の一人である。彼女が16歳を迎えて洗礼の儀が執り行われた際、兄・ジュリオによってノーマである事実を暴露される。まったく知らなかった事実を受け入れられず、困惑するアンジュリーゼに対し、警察は彼女をノーマとして憎むべき猛獣として捉え人間の世界から隔離した。その混乱の最中、我が子アンジュリーゼを兵士の銃弾から庇った母・ソフィアは命を落とし、父・ジュライはノーマを隠してかばっていたとして皇帝の座を簒奪される。

辺境の軍事基地「アルゼナル」へと追放されたアンジュリーゼは、身分だけでなく名前すらも奪われ、人型機動兵器「パラメイル」を駆る兵士「アンジュ」として、人間たちの敵「ドラゴン」と戦うことになる。それは、この世界の裏側で起きていること、そしてこの世界に潜む敵と、真実が明らかとなっていく。

引用元:クロスアンジュ天使と竜の輪舞wiki

©SUNRISE/PROJECT ANGE

物語と共に増していく、主人公・アンジュの魅力

ストーリー序盤 アンジュリーゼ時代

本作の主人公、アンジュリーゼは作中の大国

ミスルギ皇国の王女でしたが

ノーマであることが発覚し

国を追われ、辺境の軍事施設へと送られます。

その後身分と名前を奪われ、「アンジュ」として

未知の脅威、ドラゴンと戦うことを強いられます。

 彼女は根っからのノーマに対する

差別主義者であり、

第一話の王女時代に城下町で、

ノーマと判明した自身の赤ん坊を

守ろうとする母親が、

彼女に救いを求めた時にも

「ハズレの赤ん坊のことなど忘れて、また産めばいい」

という旨の発言を全く悪気なくしています。

これはノーマというものが、

排除されて当然だという

この世界の共通認識を印象付けるとともに、

アンジュリーゼというキャラクターが

このシーンまでに描写されていた

単なる「やさしい皇女様」ではないことが

視聴者にも一瞬で伝わる衝撃シーンでした。

このシーンまでは「誰からも愛される皇女様」のような雰囲気で描かれていたので、度肝を抜かれましたね(;一_一)

ストーリー前半 アルゼナルへの参加から連合軍襲撃まで

追放され、軍事基地へ移送されてからも

アンジュのノーマ差別は変わることなく、

初っ端から基地の他のメンバーとの仲は険悪そのものでした。

これも結構珍しいと思うんですよね。

確かに序盤、チームの仲が悪いということはよくありますが

大体はぽっと出で入ってくる主人公が意味もなく嫌われたり

侮られたり、つまり主人公へのチームメイトの当たりが

強いパターンが多いんですよね。

しかしアンジュは基地に来てからも

差別的な発言を繰り返し、

非協力的な態度を取り、

嫌がらせされればし返し、

互いの溝は一向に埋まりません。

挙句の果てには初出撃で

戦いの前に逃亡を図り、

そのせいで基地に来てから慕ってくれていた

新兵の少女2名が死亡し、

さらにはその光景に錯乱し、

部隊長機にしがみついたことが原因で

アンジュ自身も重傷を負い、

部隊長までも死なせてしまうという、

私が知る限りでも最悪のロボットアニメ主人公の

初出撃となったのでした。

しかもこの後、病院で目を覚ました彼女に対し、

部隊長を慕っていた隊員の少女たちが

「お前のせいだ!人殺し!」と

罵りますがこれに対しアンジュは

「ノーマは・・・人ではありません・・・」とこぼし、

とんでもない顰蹙を買っていました。

初見の時は、よく言ったな、アンジュ・・・(・.・;)と思いましたね。

彼女のノーマに対する差別意識の根深さを感じるシーンですね。

しかしその後、主人公機となる

ヴィルキスを扱えるようになったことで

部隊の一部の人間から一目置かれるようになり、

任務をこなすうちに技量は確実に成長。

チームメンバーとも衝突はしつつも少しずつ

互いに理解できるところが出てくるようになり

特にヒルダとは共に基地を脱走したり、

その後の彼女の悲惨な身の上話を

聞かされたりしたことで

以降他のメンバーとは一線を画す仲になりますね。

©SUNRISE/PROJECT ANGE

 

また、脱走し本国に帰還した際に信じていた

元クラスメイトや国民、兄妹たちにすら裏切られ

処刑されそうになったことで元いた世界とは決別。

ヒルダに「自分たちノーマを拒絶する世界を壊したい」

と発言するなど

明らかな意識の変化がみられるシーンもありました。

最初はキツめですが、心を開いていくヒルダは非常にいいキャラしています。

ちなみに筆者はアンヒル推しです。

前半のここ好きポイント ノーマとして生きることへの決意

©SUNRISE/PROJECT ANGE

2話の初出撃から3話のヴィルキス搭乗でアンジュが

これからの生き方を決意する流れは物語序盤の

主人公の決意表明シーンとして重要なシーンです。

周囲に流されるまま出撃し、逃走を図り、

自身の行動のせいで2人の年下の新兵2人と部隊長を

死なせてしまい、

さらに、この時点では信頼していた祖国からも見捨てられ

自らの境遇に絶望し、死なせてほしい、とまで言い出します。

そんなアンジュに基地司令、

ジルから与えられたのが

いわくつきの旧式機、ヴィルキスでした。

そして死ぬために再び戦場に赴くアンジュでしたが

結局、恐怖などもあって死ぬことができず

ドラゴンを撃破し、帰還します。

この時の、死にたいといいながら

死ぬこともできない自分への苛立ちや

単純な死への恐怖などの感情が

混ざって爆発したかのような

死にたい・・・死にたくない・・・お前が死ねぇっーーー!!

はこれからの彼女の生き方を象徴するような

アンジュを代表する名台詞です。

ストーリー後半 ドラゴン界からエンブリヲとの決着まで

物語の流れ

アニメ前半はドラゴン退治と基地内での

悶着などが話の中心となりますが、

物語中盤、サラマンディーネ率いるドラゴン部隊、

さらにアンジュの兄、

ジュリオ率いる連合軍の襲撃で

基地が壊滅してからは、物語の流れが大きく変わります。

セクシーとギャグの多かった前半に比べ

セクシーとシリアスの多いアニメになっていきます。

アンジュはヴィルキスの力によって

ドラゴンたちの住む世界に渡り、

彼らの正体が、遺伝子操作した人類であることを知り、

もうドラゴンとは戦わないことを決意します。

その後、壊滅した基地から脱出していた

元アルゼナルのメンバーと再会。

しかし司令官のジルとの意見の対立によって

彼女らの元から去りますが

基地襲撃後に行方不明となっていた、

サリアたちの急襲を受け

ミスルギ皇国の黒幕、

エンブリヲの元へ連れていかれます。

その後何とか脱出するものの、

1話から彼女に仕えてくれていた

従者のモモカと、序盤で遭難した時に出会い、

恋仲と言える関係になっていた青年、タスクの

2人を、脱走の際に犠牲にしてしまい、絶望。

苦悩の末自殺を図ろうとしますが思い止まり、

アルゼナル残党のヒルダたちと合流。

実は生存していたモモカ、タスクも合流し、

彼女らとともにエンブリヲと対決。

激戦の末撃破し、戦いに終止符を打ちました。

©SUNRISE/PROJECT ANGE

物語後半のアンジュ

先ほども言いましたが物語後半はシリアスな展開が多く

  • 主人公が所属する軍事基地の壊滅
  • 敵対していたドラゴンの正体が判明
  • 「マナ」と「ノーマ」の秘密が判明
  • 主人公機ヴィルキスの覚醒
  • 黒幕・エンブリヲの登場
  • アンジュが特に信頼していたモモカ・タスクの死亡(結局生きてましたが)

と物語として、非常に面白い展開が続きます。

様々な死線を潜り抜け、大きく成長し、

周りの人間にも心を許すように

なってきていたアンジュが

その中でも1、2番の仲と言っていい、

モモカ、タスクの2人を失った事で

立ち直れないほどに絶望するシーンは

それまでのアンジュの何事が起っても

必要以上にはへこまない性格からは想像し難く、

彼女にとって、

ノーマと判明した後も唯一以前と変わらず

慕ってくれていたモモカと

色々と衝突しながらも要所要所で一緒に居てくれた事で

この時点ですでに恋仲と

呼べるまでになっていたタスクが

アンジュ本人が思っていた以上に彼女の

心の支えになっていたことがうかがえる、名シーンでした。

余談ですが、このアニメ、毎回次回予告がふざけていて、

特にこの2人の死亡回の前後がひどいです(*‘∀‘)

シリアスな展開続きの後半ではひと時の癒しとなりますので

視聴の際は次回予告は飛ばさないことをオススメします。

ロボットアニメとしての魅力

また、後半はストーリーとしての

盛り上がりも多く、

戦闘で死亡したと思われていた仲間の、

敵勢力での復活。

世界の裏の仕組みを掌握し、

登場以降絶対の存在感を誇りながらも

どこか小物感と変態感を

醸し出している黒幕、エンブリヲの登場。

覚醒したヴィルキスとエンブリヲとの頂上決戦 など

ロボットアニメとしての面白さ・見所もたっぷりです。

 

それと、やっぱりロボアニメでの

最終決戦時の特別仕様というものは

言い知れぬ魅力がありますよね。

ユニコーンガンダムのような

「武装全部乗せ」的なものもいいですし

グレンラガンのような

「最終回限定の覚醒姿」もいいですし

とにかく「最終決戦仕様」という響きそのものが

ロボアニメ好きとして、たまらないものがありますね。

最終決戦がストーカーとの口論!?インパクト抜群の最終決戦

ヴィルキスも最終回では「最終決戦仕様」として

これまでの集大成的な形態で戦闘に臨みます。

対するエンブリヲもまた、

それまで明らかに最強として扱われており、

最終回は最強VS最強の頂上決戦となりました。

ただこの戦闘中の会話はおよそ最終回とは思えない

煽りと精神攻撃が飛び交う酷いもので

 エンブリヲが「千年探し求めた中でお前を見つけたんだ!愛してる(要約)」

とストーカー紛いの言葉を投げれば

「千年引きこもりの変態親父の遺伝子なんて生理的に無理!(要約)」

と打ち返す、ひどい会話(褒め言葉)が展開されます。

それでも、迫力ある作画での戦闘シーンや

勢いある、声優さんたちの迫真の演技で

非常に見ごたえある熱い最終決戦となるのですが、

アンジュの最後のキメ台詞の

私を抱こうなんて一千万年早いわーーー!!!

という水樹奈々さん渾身の叫びで

思わず笑いが吹き出ました( *´艸`)

 根本は熱いストーリーや神秘的な世界観など

ロボットアニメとして

非常によくできていながら

こういった他のアニメにはない

男女の俗なやり取りが

最終決戦にまで絡んでくるのも、

クロスアンジュの大きな魅力ですね。

エンブリヲも登場初期は全知全能の黒幕感がありましたが徐々に変質者のような一面を覗かせていき、最終決戦ではアンジュに振られて逆上するストーカーのようになっていましたね。

また声優の関俊彦さんの名演技のおかげで紳士的でありながら変態感も併せ持つという、絶妙なキャラクターになっています。

アンジュまとめ

色々書きましたがアンジュの魅力は

  • ただの良識ある善意の人間ではない事。
  • 並みの逆境や苦境にへこたれない、「ただでは起きぬ」メンタルの強さ
  • 裏切者は兄妹でも容赦しないシビアさ

この辺りだと思います。

もともと軍人だったわけでも、かといって

戦いに巻き込まれた一般人、というわけでもない、

失脚した皇女という珍しい設定。

金のためなら命令無視や独断専行も平気でやる図太さ。

自分と敵対すると分かれば

兄妹にも自国民にも容赦なく

罵声を浴びせるシビアさ。

こういった要素が絶妙に合わさって

普通の皇女様キャラとは一味も二味も違う

魅力あるキャラクターになっています。

余談ですがゲーム、「スーパーロボット大戦X」ではコードギアスのルルーシュが登場した際に、彼の物言いや振る舞いを見たヴィヴィアンが「アンジュに似てる!」と言うシーンがあります。

傲岸不遜な態度、目的のためには手段を選ばない覚悟など、確かに2人は似ているような気がしますね。

筆者もルルーシュが大好きですが、

ルルーシュのような主人公が好きな人はアンジュも気に入ると思います。

個人的には大満足の名作アニメでした

本作はいわゆる

人を選ぶアニメ」だと思いますが、

個人的には、主人公のアンジュが

好みのキャラクターだったこともあって

非常に楽しめました。

また、序盤からの衝撃展開での掴みや、

前半のセクシーシーン多めの引き、

そして後半の怒涛の展開・伏線回収

最後は黒幕を打倒し綺麗に終わる、と

ストーリー構成も見やすく、25話があっという間でした。

熱いストーリー魅力的なキャラクター

そして多めのセクシーシーンが絶妙に融合した

名作アニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞

私的には大満足の名作ロボットアニメでした(*‘∀‘)

 

 

【楽天ブックス限定先着特典】クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX(初回生産限定版)【Blu-ray】(キャラファインボード)

価格:33,110円
(2020/12/24 16:55時点)

コメント

  1. […] 2020.12.302021.01.01 【サンライズ屈指の問題児】クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 最高に… Tweet Pocket 「クロスアンジュ […]

タイトルとURLをコピーしました