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【神ゲー】高難易度2Dアクション「ENDER LILIES(エンダーリリィズ)」をオススメしたい5つの理由【クリアレビュー】

ゲーム
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楽勝だったぜ(このボスだけで死亡数2桁)

はじめに

皆様こんにちは、翔と申します。

今回は元々steam向けに配信され、先日6月末にスイッチ版が配信されたダークファンタジー・2Dアクションゲーム「ENDER LILIES」をオススメしたいと思います。

このゲーム、ニンテンドーダイレクトで初めて映像を見た時は正直ほとんど購入する気もなく、「こんなの出るんだー(‘_’)」程度のものでしたが、発売後にニンテンドーストアのランキング上位に食い込んでいたりしたことで興味を持ち、PVなどで改めて紹介を見て面白そうだと感じ購入を決意。

そして思いました。

買ってよかった・・・(*’ω’*)

面白いです。 かつてスイッチで発売された「ホロウナイト」や「ショベルナイト」などの名作2Dアクションにも劣らぬ・・・いや、個人的にはそれらの名作を超えるほどの面白さでした。

本作の魅力は色々ありますが、今回は最も大きいと感じた5つの理由をチョイスして、簡単に本作の魅力を紹介したいと思います。 プレイを迷っている方は是非最後まで見て、購入するかどうかの参考にしてください。

【「ENDER LILIES」をおすすめしたい5つの理由】

  1. 「2段ジャンプ」「空中ダッシュ」など多彩なアクションを駆使してステージを突破するアクションゲームとしての楽しさ
  2. 1つのミスが命取りとなる「回避」主体の緊張感ある戦闘
  3. 「アクションの増加による探索範囲の拡大」というメトロイドヴァニア的な楽しさ
  4. 「ファストトラベル」「マップの標準装備」「デスぺナの軽さ」など、高難易度ながらモチベを保てるゲームデザイン
  5. 不死の騎士、記憶を失った少女が滅びた王国の謎に迫っていく退廃的で物悲しいダークファンタジー風のストーリー

【理由1】アクションゲームとしての楽しさ

ジャンプを始めとした操作の追従性も非常に高く思い通りに動かすことができます。

非常に良い操作性により味わうことのできるアクションゲームとしての面白さ

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こんな段差もぴょんぴょん飛び越えられます。

第一に言っておきたいのは”本作は2Dアクションゲームとして非常に優秀である”ということです。

個人的に優秀なアクションゲーム、というのはまず「思い通りにキャラが動かせること」、「程よい難易度」そして「モチベを保つための工夫」だと思っていて、本作はそれをすべて満たしているんです。

アクションゲームとして最も重要と言っても良い「操作性」についてですが本作はアクションゲームを遊んだことのある方なら1分動かせばもう主人公・リリィを自在に動かせるようになると思います。 そして攻撃・ジャンプなど基本となるアクションのレスポンス・操縦性が極めて良いので、非常に気持ちよくゲームを楽しむことができます。

出来るアクションも最初は「ジャンプ」と「攻撃」くらいなものですが、ゲームが進むと「2段ジャンプ」や「空中ダッシュ」、「壁摑まり」などどんどん多彩なアクションが可能になり、それに合わせて複雑化するステージをそれらの多彩なアクション使って突破していくのはギミック系アクション好きな方なら特に楽しめると思います。

残りの「程よい難易度」、「モチベを保つための工夫」については後の項目で書いていきたいと思いますが、とにかく、アクションゲームで最重要の「操作性」「アクション性」については最高である、と言っておきます。

後半になるとできるアクションも増え、複雑な操作も要求されたりしますが落ち着いてやれば決して難しくありません。

【理由2】1つのミスが致命傷に⁉緊迫感ある戦闘が素晴らしい

最初に立ちはだかるボス「シーグリッド(第2形態)」。敵の攻撃時にリリィがヘッドスライディングのように飛びずさっているのが「回避」アクションです。

おすすめの理由の2つ目が「緊迫感溢れる戦闘アクション」です。 先ほどの「程よい難易度」というのもここに掛かっていますね。

回避・見極めが最重要!即死と隣り合わせの戦闘の緊迫感

先に言っておきますが、ここでいう「ほど良い難易度」、というのは決して「めちゃくちゃ難しいゲーム」ではなく、「確かに難しいけれど、パターンをしっかり見極め、的確に対処すれば数回のチャレンジでちゃんと突破できる難易度」ということです。

本作は基本的に敵の攻撃が強く、雑魚の攻撃ですら2,3発もらえばもう瀕死になります。 ボスの攻撃なら1撃で6,7割持ってかれることもあります。 そして本作には基本的に持続的な「防御」的なアクションはないため、R2ボタン+方向キーで敵の攻撃を躱す「回避」が非常に重要となります。

敵の動きを見極め、攻撃を回避しつつ間隙をついて攻撃を加える、これが本作の戦闘の基本になります。 地道に削っていってもただ一つのミスで即死しかねない、そんな緊迫感ある戦闘ばかりですが、それだけに撃破できた時の達成感は最高の一言です。

マジで「シャァァァ―――!!」と叫びますよ(/・ω・)/

コノシュンカンヲマッテイタンダー

スキルの選択が重要!多彩な攻撃手段を使いこなせ

攻撃スキルは「近距離斬撃」や「遠距離射撃」「カウンター」など多彩なものが揃っています。 ボスに最適なスキル選択をするのが勝利へのカギ。

ちなみに動画は割と序盤のボス「黒の魔女」。 ・・・メッサ強かったです(´;ω;`)最初負けバトルかと思った・・・

本作はボスを撃破することにより、そのボスの魂を新たな攻撃スキルとして習得することができます。 習得したスキルは休息ポイントにてY・X・Aの3つのボタンに割り振って、非常にスムーズに繰り出すことができます。

そのスキルは実に多彩で、近距離を切る斬撃、遠距離の敵を撃つ魔弾、高い対空性能を持つ弓兵、一瞬だけ防御し、敵の攻撃を跳ね返す盾騎士など、プレイスタイルや、敵との相性などを考慮して自分好みに編成することができます。 スキル編成も3ボタン×2編成分の6スキルを常に持ち歩くことができ、休息ポイントでいつでも好きなスキルと入れ替えたりすることができます。

スキルは全20種類以上存在し、攻略するエリアやボスに合わせてスキル編成を考え、そしてそれがハマった時の爽快感。 スキル編成型戦闘アクションの醍醐味ですね。

手強いボスもスキルを変え、戦法を変えれば驚くほどあっさり倒せることも・・・

使用制限付きの回復スキルもあり

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画面左上のゲージがHPバー、その下のしるしが「回復」スキルの残り回数です。

しるしは回復を使うごとに1つ減り、休息ポイントで休むと全回復します。

それともう一つ戦闘で重要なポイントととして「使用回数制限付きの回復スキル」というものがあります。 これはリリィが祈りを捧げることでHPを回復できるスキルで、攻撃スキル等とは別枠で最初から使えるスキルになっています。

便利なスキルではありますが、使用回数が3回と限られていること(後に増やすことも可)、スキル発動まで1秒ほど停止する必要があることなどの欠点もあり、ボス戦ではどのタイミングで、どの位置で使用するかなどの見極めが非常に重要です。

これをしくじると本当に欲しい時に回復が足りなくなったり、回復動作後、すぐに攻撃を食らってしまったり、回復が間に合わずやられてしまったりなど致命的な事態に繋がってしまうこともあります。

「回復」の使用タイミングの見極め判断は超重要です。

・・・あぁ使えばよかった(´;ω;`)なんてこともしょっちゅうありました・・

「メトロイドヴァニア」的探索アクションの楽しさ

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本作は「できることが増え行けるところが増える」。そんな往年の名作「メトロイド」や「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」を想起させるようなゲームデザインとなっており、個人的に非常に大きなプラスポイントとなっています。

リリィはストーリーボスを倒すことで攻撃スキルとは別にアクションスキルを取得することができ、「2段ジャンプ」や「壁摑まり」等のスキルを使えるようになります。 これにより、今まで届かなかった崖を飛び越えたり、高い壁を乗り越えたりすることができるようになり、探索範囲がどんどん拡大していくこととなります。

この「アクションが強化され、そのアクションを駆使して未知のエリアへ」という流れが非常に楽しく、「メトロイドヴァニア」な楽しさを存分に味わうことができます。

攻撃で壊したりする隠しエリアや収集要素もあります。 隅々まで探索しましょう。

高難易度だけどやる気が削がれない⁉ モチベを保つ絶妙なゲームデザイン

中盤の強敵「狂い騎士ウルヴ」との戦闘。

大激戦の末一歩及ばず。 普通のアクションゲームならもう辞めてしまうまでありますが…

「ファストトラベル」「マップ」が標準装備で探索快適

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マップ各所に存在するレストポイントでは他のポイントに即座に移動できる
「ファストトラベル」機能を使うことができます。

「ENDER LILIES」はマップ探索アクション、という事で、結構広いマップをあっちこっち動き回ることが多くなります。 その時移動が凄い面倒だったり、マップ機能が不便だったりしたらやる気なくなっちゃいますよね。

本作はその辺りがかなり便利になっており、マップのそこかしこにある休息ポイント「レストポイント」にアクセスすることで他のレストポイントに即座に移動できる「ファストトラベル」機能、行ったことのあるエリアが自動で記録される「マップ」機能を最初から搭載。 これにより移動・探索を非常に楽に行うことができます。

デスぺナが軽く、やられてもすぐに挑戦したくなる

また、デスぺナ(死亡ペナルティ)も非常に軽く、直前に使用したレストポイントに戻されるだけで、死亡までに得たアイテムや経験値は取得したままになります。 戦闘がシビアで道中の雑魚でも十分に死ぬ可能性のあるゲームなので、このデスぺナの軽さは個人的に非常に嬉しいです。

この「移動」「マップ」「デスぺナ」という3点は本作と似た2Dアクション「ホロウナイト」プレイ時に非常に不快に感じたポイントで、「ホロウナイト」ではこの3点にやたらと不便な制限が付けられ、ゲームの楽しさより面倒さが先行、大きくモチベを削がれ結局攻略を見ながら惰性でクリアする感じになってしまいました。

その点本作はそこそこ優秀な「移動」「マップ」機能と、厳しい戦闘と相性の良い「軽いデスぺナ」のおかげで、探索は縦横無尽に、戦闘では何度やられてもすぐに挑戦したりと、高いモチベを保ったままエンディングを迎えることができました。

「ホロウナイト」好きな方の「そういうシビアさ・不便さがいいんだろ!」という意見も分かりますが、個人的にはそういう「システム的な不便さによる難易度向上!」という考えは不要だと思っているので私と同じような考えの方には是非推したいと思います。

こちらが「ホロウナイト」。 アクションやゲーム性などはかなり近いがシビアさ・不便さが際立ち個人的にはそんなに…な作品。世間的な評価は非常に高く、名作であることは間違いないです。

【理由5】滅びた王国・穢者となった同志達…物悲しいストーリーが魅力

ボスとして立ちはだかるのはかつてリリィ達”白巫女”と縁のあった者たちばかり。 倒すことで浄化することができ、その際に彼らの記憶が再生され、王国に起こった物語が紡がれていきます。

最後に紹介するのは「ENDER LILIES」という、物語が持つ魅力についてです。

主人公の少女・リリィは滅びた王国の一室で記憶を失った状態で目覚め、傍にいた”不死の騎士”に導かれ、滅びた王国の謎と、自分の失われた記憶を追っていくことになります。 王国では「死の雨」が降り、”穢れ”が蔓延し、生きとし生ける者のほとんどは”穢者”に姿を変えてしまっています。

その中にはリリィと親交のあった者もいて、倒すことで浄化することができ、その者の持つ記憶を取得し、リリィ達の身や、王国に何があったのかという物語が、断片的に描かれていきます。

そのほとんどがリリィら白巫女達の身を案じ、王国に忠を尽くし、最後まで戦い、そして穢れに飲まれていった者たちばかりで、撃破後にかろうじて正気を取り戻した彼らとの会話シーンは非常に物悲しく、思わず「待たせたな・・・」と言いたくなってしまいます。

途中で出会う、花畑を守る狂いし騎士、ウルヴの記憶。 出会った白巫女のため、彼女が好きだった花畑を守り続けていました。 その花が穢れで赤く染まっていてもなお・・・

ただ、確かに物悲しいシーンはありますが、必要以上に沈みこませるようなストーリー展開ではなく、特に後半は「滅びた王国の謎」というのが物語のメインとなってきます。

 また、ストーリーの”語り”も必要以上には行わず、短いムービーの他は手紙や手記といった断片的な情報でストーリーの補完を行っており、「何が起こったか全部見せられる」ではなく「何が起こったか自分で推測する」という形でストーリーを理解させるスタンスとなっています。

個人的にこういったストーリーの見せ方はかなり好きで、謎に満ちた物悲しいストーリーとの相性も良く、アクションゲームながら「ここで一体何があったんだ・・・」とストーリーが気になって仕方ありませんでした。

リリィ達”白巫女”と”不死の騎士たち”の関係とは、”穢れ”や”死の雨”とは何なのか、そして滅びた王国”果ての国”で一体何があったのか。

数々の謎に満ちた、悲しくも引き込まれるストーリー。「ENDER LILIES」最大の魅力の一つとして推したいと思います。

【まとめ】スイッチ持ちで2D探索アクション好きなら絶対プレイすべき!

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レストポイントでは解放した騎士たちの魂が見守ってくれています。

はい、という訳で今回はエンディングを迎えたその熱量そのままに「ENDER LILIES」の魅力について紹介させていただきました。

正直全くノーマークのゲームでしたが、こんなに面白いとは予想しておらず、プレイし始めたら一気にエンディングまで突き進んでしまいました。2Dアクション自体久々にやりましたが、上で書いたような快適な操作性とシステム周りの便利さで、最後まであまり不便さを感じることなくプレイできました。

それでは今回のおすすめ理由をもう一度書いておきます。

【「ENDER LILIES」をおすすめしたい5つの理由】

  1. 「2段ジャンプ」「空中ダッシュ」など多彩なアクションを駆使してステージを突破するアクションゲームとしての楽しさ
  2. 1つのミスが命取りとなる「回避」主体の緊張感ある戦闘
  3. 「アクションの増加による探索範囲の拡大」などのメトロイドヴァニア的な楽しさ
  4. 「ファストトラベル」「マップの標準装備」「デスぺナの軽さ」など、高難易度ながらモチベを保てるゲームデザイン
  5. 不死の騎士、記憶を失った少女が滅びた王国の謎に迫っていく退廃的で物悲しいダークファンタジー風のストーリー

本当に今までプレイした2Dアクションゲームの中でも5指に入る非常にハイセンス・ハイクオリティな作品でありました。主人公リリィのみが穢れと滅びの世界で白く浮き上がっているグラフィックのコントラストもまたいいんですよね・・・そういった細かいセンスの良さも所々光っています。

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リリィ達白巫女のみがこの穢れに満ちた世界で白く表現されています。

数少ない欠点を上げるとしたら「ステージが大体暗めで足場やレバー等が分かりづらい事がある」くらいでしょうか。 ステージが結構暗めだったりするので、ギミックが黒かったりすると見落としてしまったりすることがあり、そこは改善してほしいかな、と思いました。

とはいえ、そんな些細な事、どうでもよくなるくらいに多いな魅力を秘めた作品ですので、「洋ゲーぽいのでパス」とか「単なる死にゲーはなぁ・・・」とか思って遠ざけていた方は、是非いま一度考え直してみてください。 そして、なんとなく興味があってここまで読んでいただけた方は、是非この後ニンテンドーストアでチェックして、できれば遊んでみてください。

ここまで読んでいただき本当にありがとうございました。 もしプレイしていただけたら感想など書いてもらえると嬉しいです(*’ω’*)

ゲーム概要

ENDER LILIES: Quietus of the Knights
タイトルENDER LILIES: Quietus of the Knights
ジャンル2Dマップ探索アクション
配信開始日2021年6月22日
対応機種steam / Nintendo Switch
価格2,780円
ストアページhttps://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000035192.html

ゲームニンテンドースイッチ単品ゲーム紹介

この記事を書いた人

タニシ翔

アニメ・ゲーム・プラモ・アクアリウム等のインドア趣味好きおじさん。
最近はウマ娘やプリコネ、カイロソフト作品を主にプレイ。
推しはライスシャワー・ナイスネイチャ。

家庭機は3D酔いしやすいので主にSwitch信者ですがPS4もたまにプレイ。ダンガンロンパ・龍が如くシリーズ好き。

プラモは主にアニメの影響でガンプラや戦車を主に作る。
ただし塗装やライン消しすらこだわらない超ライトユーザー。

アクアリウムの魅力に最近ハマり色々模索中。タニシ可愛い

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